茶道や剣道の守破離を中国語の勉強に当てはめる
みなさん守破離という言葉を知っていますか?
簡単にいうと、守って、破って、離れる。ホップ・ステップ・ジャンプの日本版。詳しく説明すると茶道や剣道とも通じる世界です。守破離の奥深い意味を知りたい人は本を読んだり検索したりしてみてください。
今回はこれを中国語の勉強に当てはめていきます。中国語にぴったり当てはまるなと思いました。特に守のときに行う型をつくる部分に焦点を当てて説明していきます。
簡単な守破離の説明
守
型をつくって基礎固めをする段階です。学ぶ真似る作業を繰り返します。読み書きソロバンの反復練習を時間と同じです。
破
守で学んだことを破る段階。自分流はここで生まれます。型がないと型破りも無いので、型を身につけてから破に進まなくてはなりません。
離
型を破って離れていきます。完全に自分のペースになれる段階です。比べることもせず自分の世界で勝負できる領域です。
守を中国語の勉強バージョンで考える
守の方法を中国語の勉強バージョンで思いつきました。
先日、中国語を使う仕事をしていました。中国語を使うといっても仕事なので、中国語で同じ質問をいろんな人に繰り返し聞くという作業です。この作業自体は同じことの繰り返しなんですが、そのときハッと気付きました。
この反復作業こそ守なのだと。中国語で何を聞くか型が決まっています。この型が反復によって身についているので何回も中国語で同じことを聞くのですが、労力はほとんど使いません。
このような反復練習をすると誰でも上達すると思いました。では実際に手軽にできる反復練習は何か考えてみました。そして、いいアイデアが浮かびました!自己紹介です。
自己紹介を言えるようになり多くの人に反復していうのです。その中国語は一生忘れないはず。たとえばこんな感じで中国語で言えるようになりましょう。
読み方と漢字をいうと中国語ネイティブはすぐに理解します。
「会社員」「事務」という自己紹介だと相手も質問してきません。もう少し掘り下げて仕事の話をしましょう。
趣味は相手の質問ポイントなので「映画鑑賞」などありきたりの単語ではなく、好きな俳優や好きになったエピソードなど盛り込むといいでしょう。
中国語を話せるようになったらやりたいこと。これを言っておくと会話の相手のネイティブが叶えてくれるかもしれません。情報はすぐにゲットできるでしょう。
名前
仕事
趣味
将来
これを中国語の型にはめて何回も反復練習するのです。守破離の守の型ができていきます。この型ができ破っていくと自分の自由自在な中国語になっていきます。まずは自分の型を自己紹介でも何でもいいのでつくっておくといいですよ。