中国語の読みを脳でどう変換するのかわからない

中国語をゼロから初めて勉強する人からよくある質問です。

 

この前もありました。具体的にいうとこんな質問です。

 

勉強していく上で読むときにどこを見て(漢字かピンインか)読んでいったら一番いいのか疑問中。難しい発音がうまくできない。すべて覚えられない(笑)

 

最初はみんなわかりません。わたしもそうでした。

 

みんな疑問に思うことなので記事にすることにしました。日本人が中国語を勉強するときの脳の変化を説明していきます。脳の中の「読み」の変換を軸にしています。

 

中国語の読み

中国語の読みを脳で変換する5つのステップはカタカナから

1.カタカナ読み
2.ピンインを発音
3.ピンインと四声を発音
4.漢字だけで発音
5.発音だけで判断

 

こんな感じで脳が反応していきます。詳しく説明していきます。

 

カタカナ読み

中国語をゼロから勉強するときには漢字を見ても発音はわかりません。だってその漢字の発音を知らないのだから。次にピンインがある場合はピンインを見ます。しかしこれもローマ字発音とは違うのでピンインのルールを知らなければわかるはずがありません。

 

そこで脳は聞いたままを言うという動きをします。このときに脳に浮かぶ文字がカタカナです。

 

カタカナが脳に浮かぶのは仕方ありませんが、カタカナに囚われるのはよくありません。例えば「謝謝」の場合カタカナに囚われるとこうなります。「シェイシェイ」。普通はこう書かなければいけないという脳に囚われています。しかし聞いたままだと「シイエシイエ」でもいいんです。

 

ここでのポイントは囚われないように読みをカタカナ変換することです。

 

参考記事
最初は中国語をカタカナ変換

中国語の読みを脳で変換する便利な道具がピンイン

ピンインを発音

少し勉強していくとピンインが出てきます。「ピンインが難しい」というコメントがよくありますが、これはピンインが難しいのではなく読む方法を知らないだけです。なので覚えれば解決します。考える勉強ではなく記憶する勉強です。

 

ピンインは中国語の発音を的確に表現しています。「便利な道具」と思ったほうがいいです。

 

ピンインを勉強していくと中国語らしい発音になっていきます。

中国語の読みをピンインと四声に脳で変換

ピンインと四声を発音

ピンインをマスターしながら同時並行で四声もマスターしていきます。

 

ピンインは覚える
四声は慣れる

 

脳はこんな反応をします。そしてだんだんと発音と意味が一致していきます。単語量も増えていきます。

中国語の読みを漢字だけで発音できるようになろう

漢字だけで発音

ピンインをマスターして安心してはいけません。中華圏の看板や本を見てください。漢字の表記だけです。ピンインはどこにもありません。あるのは駅の表示くらいです。四声はさらにどこにも表示されていません。ということはピンイン表示はなく漢字だけで発音しなければいけません。

 

中国語の勉強を始めたばかりの頃は中国人の脳は出来がいいと思っていました。しかし中国語を話せるようになるとそうでもないことがわかります。人間の脳の出来はさほど変わらないのです。

 

ということで漢字だけで発音することも可能です。旅行に行くとわかりやすいです。千本ノックのように看板や注文表が漢字だけで表れてきます。

 

中国語の漢字の変換

最後は発音だけで中国語の意味に脳で変換

発音だけで判断

最後に「聞く」を含めた脳の反応です。今までは「読む」ときの脳の反応でした。

 

聞くときは漢字表記もありません。音だけで意味を判断しなければいけません。これも最初はチンプンカンプンでした。何を聞いてもわかりませんでした。日本人が話す中国語を聞いたときも「この人は本当は中国人なんじゃないか」と思ったほどです。

 

しかし、ピンインを覚えていき、四声に慣れ、単語量が増えていくと自然と耳も鍛えられていきました。「話す」と「聞く」は同時に鍛えられるのです。

 

そしてあることに気付きました。最初は発音するときや聞くときに脳に漢字が浮かんでいきます。わかるかわからないか微妙な単語ほど脳に漢字が浮かんできます。しかし簡単な単語は漢字をスルーして「思ったこと」と「発音」が同時になります。例えば「謝謝」はすぐに漢字は脳に出てこなくなりましたが「不客気」はしばらくの間「思ったこと」と「発音」の間に脳に漢字が浮かんできました。

 

慣れたらこの漢字が脳から無くなっていきます。「思ったこと」と「発音」が同時になります。

 

この同時になる単語の数が増えていきどんどん中国語ぺらぺらになっていきます。

 

中国語の変換

 

日本は漢字文化圏で漢字の国の人なのでこんな脳の変換が起こります。漢字文化圏ではない欧米人たちは中国語を勉強するときにまた違った変換をするはずです。

 

漢字があるので中国語は勉強しやすいですが発音に苦しむのはこういった変換に慣れていないからです。

 

最初から上手くできる人はほとんどいません。漢字の国の日本人の中国語の勉強の王道はこの順番です。

 

1.カタカナ
2.ピンイン
3.四声
4.漢字だけ(ピンイン四声表示無し)
5.発音だけ

 

ぜひ「5.発音だけ」を目指してください。

 

いきなりすべてが「思ったこと」と「発音」が同時になるわけではありません。だんだん「思ったこと」と「発音」の数が増えていきます。単語の数も表現の数も増えていきます。自分の脳を楽しみにして勉強してください。

 

注意:脳の出来を心配する人がいますが、子供でもできる内容です。中国語を母国語とする子供はみんなやっています。この文章をここまで読めるということは脳の出来は心配しなくていいです。あとは9つの項目でインプットとアウトプットを繰り返すだけです。