中国語の過去形をマスターする方法
中国語の完了や経験の過去に起きたできごとを表す文法のエッセイです。
日本人が中国語を勉強するときに、英語を通して考える癖があります。英語を活用して中国語の理解速度が早まるのならOKですが、英語で考えることによってハードルを作っている人もいます。英語は時と場合によって応用すればいいんです。
中国語の過去を表す「了」について中国人老師に何度も質問している人を見ました。それだけで数時間も費やしていました。語学の面で頭が固いのは仕事をたくさんしてきた男性に多いように思います。
中国語の「了」は語学学者でも難しい
過去:了
経験:过
このくらいの文法でちょうどいいんですが、これ以上詳しく勉強しようとして、結果、中国語をしゃべれない人を何人も見ました。「了」について1時間以上も質問している人もいました。「了」に関しては中国人の語学学者も研究しているような深い問題です。中国語を勉強したばかりの日本人がわかるわけがありません。
会話を上達させるためには「了」はなんとなく使っていれば大丈夫です。わたしの「了」の使い方は、こんな感じです。
なんとなく過去形かなと思ったときに「了」をつける。
ゴロがいいときに「了」をつける。吃饭了とか。
「过」で表現するときは「〜したことがある」という場合に使います。だいたい場所と組み合わせて使う場合が多いです。台湾に行ったことがあるとか、シンガポールに行ったことがあるとか言う場合です。
中国語脳にするためにネイティブのマネをしてみる
「了」は難しく考えるとすごく難しくなり、簡単に考えるとすごく簡単です。コツといえるかどうかわかりませんが、コツはネイティブの会話をどんどん聞いてマネして見ること。どんどんマネしていくといつのまにか身につきます。「了」はリズムにも似ています。「了」を付けないと、文章が終わった気がしないと察知できれば中国語ペラペラは目前です。察知できる能力というのは会話をどんどん聞いてマネしてみた結果です。この結果が出てくると脳は中国語脳に近づいているはずです。
ちょっと乱暴かもしれませんが最初のうちは「了(過去形)」なんて気にせずどんどん話していけばいいんです。そのうち身につきます。大事なのは何回も繰り返すこと。会話すること。気持ちを込めた会話をすることです。気持ちが入れば自然と集中力も付きます。
交流会話勉強の順番で中国語を攻略
気持ちが入るということは相手にどうにかして伝えたいとか、どうにかして相手の言うことを感じたいというときです。サイトに書いている通り、交流、会話、勉強の順番が中国語会話の近道です。塗り絵にいろんなを塗るように、会話や文法をいろんな順番で塗っていけばいいですよ。
次回は補語の用法エッセイです。