電子辞書に脳が頼るから中国語単語を覚えられない
中国語を教室や学校で習ったことがある人はこんな光景を目にしたことがありませんか。
授業の始まりとともに電子辞書を開き用意する人。
翻訳を目指しているなら話は別ですが、初心者はまず必要ありません。中級や上級でも会話を目指しているなら授業では必要ありません。キッパリ。
この電子辞書に頼るから発想力が低下し会話力が落ちていきます。ゆっくり説明していきますね。
中国語電子辞書不要論の理由
携帯電話が無い時代を生きてきた人はこんな経験があると思います。昔は友人知人の電話番号を覚えていたのに、携帯電話の普及とともに覚えられなくなった。これはわたしも例にもれずこの通りになりました。
脳が携帯電話に頼って電話番号を覚えようとしないのです。
これと同じ現象が電子辞書でも起きるのです。なぜか語学の場合はこれに気付かず電子辞書を使ってしまう人が多くいます。
中国語単語を記憶に定着させる勉強法
例えばリンゴという中国語単語を知らないときに「赤くて丸くて冬に美味しい果物」と言えば伝わる確率は高いです。会話では単語そのものよりも説明力が問われることが多くあります。
会話は連続です。相手がいるのでリズムも大切です。そのときに電子辞書で調べると会話のリズムが狂います。
日本語を少ししか話せない外国人を考えてみてください。すぐに電子辞書を取り出して会話する人よりも、努力して話している人の方が心が伝わります。
それでもある程度の単語量は必要です。会話で困ったときの単語をあとで家に帰ってから紙の辞書で調べてみてください。困っただけ頭の中に定着します。紙の辞書のいいところはその単語の前後も目に入ってくるところです。
モツ鍋くまモン中国語会話は発想力と例える力でペラペラになる
普段、人と会話をするときは発想力や例える力や簡単な単語で言い換える力を鍛えましょう。例えばこんな単語を中国語で説明するときにどう言いますか。
モツ鍋
ブラックサンダー
くまモン
辞書を引いても載ってなさそうですね。発想力を鍛えていればすぐに説明できるようになります。
福岡で有名な鍋で牛肉の内蔵を鍋に入れてニラと一緒に食べます。最後にスープの中にちゃんぽん麺を入れると美味しいです。
30円のチョコレートのお菓子。英語を直訳すると黒い雷という意味です。
熊本県の公式キャラクター。最近はパッケージにこのくまモンが何でもついています。ふなっしーほど凶暴ではありません(笑)
こんな説明力がついたほうが会話は弾むし楽しいです。
ということで電子辞書はほどほどにしましょう。そして自宅に帰ってから紙の辞書で復習することをおすすめします。
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